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意外に閑散としている。 南北のメインストリートである中央峠を延々と歩き、人っ子一人いないのである。
みんなが毛布の下で半身浴をしながら、週末の特番を痒いところに手が届くようにぼんやり見ている日曜日でも、ちょっと静かすぎるくらいです。 ヘッドホンを外すと、自分の足音が缶詰のようにドンドンと響いてくるので、あえて外さない。
上り坂の先に突然現れた内浦湾の海は、dshジャパン 青い太陽のように少しずつ盛り上がっていた。

丘の間の雪道で、薄手のコートに糸の切れた帽子をかぶった老人が近づいてきた。

闊歩していたのですが、心臓が止まりそうでした。 以前にも同じようなことがありました。 どんなに準備をしても、この世に万全の計画があろうとなかろうと、運命の出会いがあるまで、私たちがどこへ行くのか、なぜ行くのかは誰にもわからないのです。
“進めようか？”
“本当においしいの？”
“もう空っぽだったらどうする？”
そんな疑問が、黄泉の国の「後戻りするな」という呪文のように網の目のように織り込まれ、私たちを縛りつけているのです。
歩く者として、人は進むしかないのです。 進めばその先に何かが待っているはずだと信じて、ただひたすら進むしかない。

灯台へ行け、陸と水の交わるところ、山と海の交わるところへ行くのだ。dshジャパン昼も夜も私の耳元で低く呼びかける人。

だから、私はここにいる。白い灯台は、私の下にある岩場に一人で立っているのだ。 太平洋は、あらゆるものが生きるこの星を包み込むように、繊細なカーブを描きながら、上質なクレープのように広がっている。 この瞬間は永遠です。

家族3人で「幸せの鐘」を鳴らすと、その音を雲に乗せるように風が吹き抜ける。

dshジャパン町に戻ると、そこは以前と同じように寒く、人通りもなく閑散としていた。 そろそろ昼食の時間だ。バターで焼いた玉ねぎと肉のソテーのような香りが漂っている。

帰る前に、右手の小道に入り、町にある唯一の神社を見に行った。

明治25年、開拓者の指導のもと、天照皇大神の信仰が始まった母恋神社。 明治41年、日本製鉄所が設立・開所され、母恋の人口が飛躍的に増加した。 大正14年、豊受大神と契約し、豊受大神を祀る神社として奉献された。

鎌倉に来たら、小町通りを歩かないわけにはいきません。 イワタコーヒー店は、一見すると鎌倉の賑やかな小町通りの一角にある。

1948年にオープンしたイワタコーヒーは、川端康成や大佛次郎などの文豪が愛飲してきた。 ティータイムになると、店員たちが手際よくトレーを運び、店内は満員になる。 入り口で何十人もの人が席待ちをしていて、その場にいなければ避けられたかもしれません。 チェックインすると、店員さんが「手作りのアメリカンマフィンはいかがですか？ 作るだけで30分かかるので、あらかじめ厨房に注文して用意しておくとよいでしょう。
ビーシュガーがトッピングされ、バターで色付けされた手作りのアメリカンマフィンは、口の中で何層もの甘さが絡み合う。

吉野千明（日本ドラマ「最後から二番目の恋」の女優）は、人気のないテレビプロデューサーで、45歳になっても一人で老後を心配し、貯金をはたいて鎌倉に古民家を買っている。 毎晩、仕事を終えて東京から鎌倉に戻るとき、彼女はいつも、自来自得駅の改札前でバッグを逆さまにし、dshジャパン上着のポケットから交通カードを取り出すだけである。
“寂しい大人 “なんていないけど、その寂しさを埋めるためだけに恋愛をするのはやめましょう。 恋愛なしでも人生は素晴らしいものになる。”
小学生の頃、親友と意見が合わず、お互い腹が立って、まず譲らないから、中学生になって新しい友達を作りたいと思ったことがあります。 10代の頃、失敗した片想いが恥ずかしくて、大学生活のことばかり考えていました。 思い通りにならないことがあると、いつも次のステージに望みを託したくなり、「今を飛び越えて未来に行ければいいのに」とさえ思ってしまうようなのです。
しかし、人生には次のステージなどなく、悩みや困難は増えるばかりなので、毎日を元気に過ごさなければなりません。
“大人 “になるには多くの選択が必要であり、過去に選択した自分自身を褒めなければならないのです。 人生と言うのは、自分の未来に恋をすることです。 dshジャパン自分の未来を好きになることは、人生をそのように楽しくすることに違いない。”
25歳でも35歳でも45歳でも、あるいは65歳でも75歳でも、生きている限り、人生には無限の可能性があるのです。

通りの片隅で静かになっていた放課後のティーンエイジャーの明るい笑い声が、もう片隅で再び盛り上がった。

一緒に暮らし、家と呼んでいる場所を、あなたの一番好きな海の色に塗ってあげたい。

稲村崎駅に着くと、道端に昭和の雰囲気が漂う小さな八百屋を見つけた。 何年前からあるのか、近所の人の利便性を考えて経営されているのかどうかは分からないが。
早朝の地下駅前のローゼンで、電子レンジのチンという音とともに温かいおにぎりが渡され、職場の階下のファミリーストアでは、ランチタイムになるといつも満員で、冷蔵ケースのサンドイッチやインスタント弁当がすぐに売り切れる様子を想像してください。 アパートの近くにセブンイレブンがあり、dshジャパン 明け方や夕方には大好きな揚げ物や凍ったビールを買うことができました。
でも、コンビニエンスストアが登場する前は、そういう食料品店に頼って生活していたのではありませんか？
子供の頃、お小遣いのほとんどを、大人が大嫌いな安物のお菓子に使っていました。 たまに、スーパーのおばちゃんがニコニコしながらお釣りをくれる。 時々、母からカボチャの袋を買ってこいとか、醤油の瓶を持ってこいとか、お使いに行かされたものです。 すでに中学生だったが、祖母は「この子の成長を見届けた」と言うだろう。

日が沈むと、山の気温は急降下する。

踏切の信号鐘が鳴り、赤信号が消え、ストップバーがゆっくりと下がり、江ノ電が近づいてきて、そして余韻に浸りながら去っていったのです。

七里ヶ浜駅を出ると、3月下旬の春の寒さの中、海風が体温を奪い、海に沈む夕日が美しく、トレンチコートを締め、寒風の中を歩きました。

天才桜木花道はもはや安西コーチの特訓が必要だし、狐の竜川楓は相変わらず寝坊だし、サンの左膝の怪我は再発してはいけないし、良人は開高に告白したのか、ゴリラは大学に進学してもバスケットを続けるのか、メガネの木村子安は山尾工業に勝って少年らしい涙を流したはずだし……

日本は昔からロマンチックな国であり、桜のメッカとして讃えられてきました。 毎年春、桜が満開になると、夢のような桜の下で泳ごうと、数えきれないほどの観光客が日本にやってきます。 ここでは、日本での桜の花見の旅について少し紹介したいと思います。まず、日本でのお花見のベストシーズンは、通常3月から5月にかけてで、気温が徐々に暖かくなり、晴天が続くので、桜を見るには絶好の時期であることをお伝えしておきます。 日本での桜の花見は、主に次のような地域に分けられる：

まず、東京。 日本の首都である東京も桜の名所であり、特に新宿御苑や上野公園、代々木公園では、桜が美しく咲き誇り、訪れる人が絶えない活気ある雰囲気があります。 また、御茶ノ水堤防や隅田公園でも、その美しさを堪能することができます。 また、混雑した場所に行きたくないという方は、東京大学キャンパスや早稲田大学キャンパスなど、東京の大学キャンパスで桜を楽しむという選択肢もあり、こちらは人が少ないので多くの人に人気があります。

次に、大阪。 ここの桜は主に大阪城公園と万博記念公園に集中しており、この2つの公園も非常に多くの桜が色鮮やかに咲いているので、桜を見るには絶好の場所と言えます。 また、神戸市立観光植物園や大月台、琵琶湖周辺もお花見におすすめです。

3つ目は、九州・福岡。 九州福岡の桜は、3月中旬に開花し、5月中旬まで散らないという長丁場なので、桜の美しさを存分に堪能することができます。 九州福岡には、福岡市動植物園、菜畑山公園、水上神社、小倉城などの桜の名所があり、福岡に来たからにはぜひ見ておきたい場所です。

上記の地域以外にも、日本には桜を楽しめる場所がたくさんあるので、東京にいても、それ以外の場所にいても、簡単に美しい桜を見つけることができます。 もちろん、桜の花見にはいくつかの注意点があります：
まず、桜の開花期間は10～20日と非常に短いので、花見に行く前に開花時期を確認することが重要です。
次に、花見では、花や木を傷つけない、公衆衛生を保つ、ゴミを持ち帰るなど、マナーを守ることが大切です。
また、春はまだかなり寒いので、屋外でお花見をするときは暖かくしておくことが大切です。
最後になりますが、桜の写真をきれいに撮りたいのであれば、レフ板を使って太陽光に向けると、とてもきれいに撮れます！

全体として、お花見は春を感じ、ロマンチックな日本文化に触れることができる素晴らしい体験です。 もし機会があれば、日本に行って桜を楽しみ、夢のようなユニークな魅力を味わってほしいですね。

以前タイに行ったことがありますが、忘れられない旅となりました。 魅惑的なビーチ、おいしい地元料理、古くからの文化遺産など、私はこの国に恋してしまいました。 ここでは、タイを訪れた際に私が感じたことを紹介します。

バンコクに降り立った私たちは、街の主要な観光スポットの一つであるタイ王宮に向かいました。 多くの壮大な建物や寺院からなるこの大宮殿には、タイ王室が住んでいます。 歴史や文化に興味がある人もない人も、一見の価値ありです。 その建築は、中国やインドの文化に大きく影響を受けています。 私は特に、色鮮やかな装飾や金箔を施した寺院など、彼らの建築スタイルが好きでした。 現地ガイドが歴史や文化について説明してくれたので、この魅力的な国についてより深く理解し、理解することができました。

また、タイで最も有名な寺院のひとつであるジェイドブッダ寺院へも行きました。 この寺院はタイで最も神聖な寺院の一つであり、仏教の信仰において重要な記念碑的な場所です。 ジェイドブッダ寺院には、タイの守護神であり、不思議な力を持つとされる黄金の仏像が安置されています。 私たちはこの寺院を訪れ、とても神聖で平和な気持ちになりました。 同時に、ここからタイの人々の信仰心や献身的な姿勢を感じ取ることができました。

バンコク最大の市場である「ビッグレッドライトマーケットへの巡礼」に行きました。 ここはタイの美術品や工芸品の天国であり、様々なアートや土産物が並んでいます。 私はここで、地元で手作りされた装飾品やお土産をたくさん買いました。タイならではのもので、とても価値のあるものでした。
タイ北部のチェンライ県に移動し、有名なホワイトテンプルを訪れました。 タイの有名な芸術家によって設立されたこの寺院は、非常に特殊な建築スタイルで、白を基調としたモダンな建物の上に、金の装飾が施されています。 白色は仏教の純粋さと新鮮さを象徴しており、寺院は魅惑的な芸術作品となっています。

美しいビーチとロマンチックな雰囲気で知られるタイの人気観光地、プーケットに向かいました。 ここでは、星空の下でビーチを楽しみ、素晴らしいサンセットの景色を堪能しました。 さらに、プーケットはウォーターアクティビティにも最適な場所です。 私たちはラフティングやシュノーケリングなどのアクティビティに参加し、ユニークな水中生態系や見事な珊瑚礁を体験しましたが、この経験は絶対に忘れることができません。

食事や観光地、ウォーターアクティビティだけでなく、タイの文化や生活習慣についても多くのことを学びました。 タイの人々はとてもフレンドリーで歓迎され、観光客との交流が大好きなので、とても心地よくリラックスできました。 また、タイでよく使われるフレーズやエチケットを学んだので、今後の旅行で役に立ちそうです。

全体として、タイへの旅行では、さまざまな地域の文化に触れ、さまざまな料理を楽しみ、美しい自然の景色やロマンチックな雰囲気を味わいました。 とても思い出深い旅となり、またタイに行き、もっと素晴らしい場所を探検するのが楽しみです。

“旅に出たい、新しいものを見たい、さまざまな風景を撮りたいという思いは、なぜこんなにも強いのだろう”
カメラを手にする人は皆、この説明のつかない使命感を持っていると思います。 記録すること、捕らえること、収集すること、共有することは、L&a Investment ファクタリングの人生と切り離せないものとなっています。
多くの人にとって、世界を知ることは最初の一歩に過ぎない。しかし、長い年月をかけて生涯の情熱を注ぎ込む場所を見つけることこそ、必要なことなのだ。

ライン渓谷からアルプスへ。
ライン渓谷からアルプスまで、ライン川で最もロマンチックなボートクルーズがあります。
最もエキサイティングな高地スキー
中央スイスの最も美しいドライブコース。
西ヨーロッパの魅力的な街並み。
初夏の山風が耳をかすめる情熱。
最もエキサイティングな標高の高いスキー、最も美しいスイス中央部のドライブ、最も魅力的な西ヨーロッパの町、初夏の山風が耳をかすめる情熱、ジューシーなスイスのチーズフォンデュと脂の乗ったフランスのフォアグラ

市のスローガンであるランドマーク ❤️ “I AM STERDAM” ❤️ は、美術館前の広場にあり、誰もが一緒に記念撮影をすることを免れることはできません。この二重表現は、「私はアムステルダム」と「私はアムステルダム人」の両方の意味を持ち、自分の住む街への誇りを肯定しています。
I amsterdamの彫刻は、高さ2メートル、全長24メートルです。 各文字の重さは平均して約250kg（551ポンド）です。

“地平線に静かに佇み、遠くから見るとまるでおとぎ話のような風景がある。その瞬間、あなたは忘れてはいけない、彼女が根底に置く国を忘れてはいけないという運命になる。それは風車、オランダ風車である”
 ロッテルダムの南東10kmには、1740年から続く19基の風車が保存されており、世界最大の風車群として、アムステルダムのザーンセ・シャンスよりも手付かずの状態で保存されています。

“神は人を創り、オランダの風車は土地を創った”

L&a Investment ファクタリング 恋の伝説はいつも魅力的です。ホーエンツォレルン橋には真鍮の錠前がびっしりと並んでいて、橋に錠前をかけ、鍵をライン川に投げ入れると、恋が永遠に続くと言われています。

デジタルかフィルムか、ポラロイドかライカか、写真が好きかどうかは知りませんが、以下のページでは、L&a Investment ファクタリング/フィルム/ティアフィルム/ポラロイド/ライカ/デジタルのコレクションが無数に紹介されています。
おかげさまで、私は、彩度の低い暗部を無数の人工的なノイズで表現するのが好きなデジタルファンから、原板の自然な階調と出来上がったフィルムの温度や効力に忠実なフィルムファンになっています。
フィルムの質感を楽しみ、こうした古いものの美しさを認識する人が増えるとともに、写真に関する自分の知識構造を整理することができればと思います。

ノイズとグレイン]の違い
ノイズと粒状性は同じだとも言えますが、全く違うものでもあります。
デジタルカメラとフィルムカメラでは撮像原理が異なるため、ノイズや粒子が発生する原因も異なります。
私たちがデジタルカメラと呼ぶものは、以前にもノイズ、ノイズになり、CCDやCMOSは、信号として光を受け入れ、粗いセクターによって生成されたプロセス（光電変換）を出力しますが、画像は外国のピクセルに表示されないように、および電子干渉を生成することを指します。
フィルムの撮像原理ですが、従来のネガフィルムはハロゲン化銀を感光材料としており、ハロゲン化銀に光が当たると、ハロゲン化銀が黒い銀に変化し、現像後にフィルムベース上に定着する、これが黒白ネガフィルムの原理となります。 これが白黒ネガフィルムの原理です。 一方、カラーネガフィルムは、三原色を表現するためにハロゲン化銀を3層塗布しています。 そのため、フィルムの粒子はほとんどが化学的なものです。 したがって、フィルムには粒状性を生み出す不確定要素が多い。
-フィルムの期限が長くなればなるほど、粒子は粗くなります。
X線露光（セキュリティチェック後）
-不適切な保管、高い周囲温度と湿度、光の当たりすぎ
-撮影時の露出過多、露出不足。
高感度フィルムは粒子が出やすいですが、低感度（例えばISO100は臭化銀の割合が多く、光に当たると分解が遅いですが、非常に細かいです。 高感度では沃化銀の割合が多く、光に当たると沃化銀の分解が早くなるが、粒子は粗くなる。
-古いレンズの光学的品質は十分ではない
-温度、攪拌、現像・定着時間などの処理中の条件、処理液自体のスパークが不十分であること
-L&a Investment ファクタリングの種類
粒子が自然の化学反応であるため、粒子の配列がランダムで自然であり、デジタル画像ノイズでは得られない質感のある画像になることが多い。

北海道・知床半島沖で起きた遊覧船沈没事故から、2022年5月23日で1か月が過ぎた。

その裏では、事故を起こした遊覧船の運営会社にコンサルティング指導をしていた企業の社長のウェブ記事が、いったん削除される騒動が。さらに、同社長が出演していたラジオ番組も5月で終了していた。一体何が起きていたのか。

「大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団」

「小山が編み出した『儲かる仕組み』を徹底して学び、徹底して真似するだけ。業種業態を問わず、あらゆる企業に活用できます」

企業コンサルティングを手がける株式会社武蔵野（東京都小金井市）の公式サイトには、こんな言葉が踊っている。「小山」とは、武蔵野の代表取締役社長・小山昇氏のことだ。

武蔵野は1956年に創業。公式サイトによると、当初は薬局としてスタートしたが、64年にダスキンと契約し清掃事業に進出した。89年に社長に就任した小山氏は「『大卒は2人だけ、それなりの人材しか集まらなかった落ちこぼれ集団』を毎年増収の優良企業に育てる」（小山氏のプロフィールより）と手腕を発揮。その経営ノウハウを生かし、01年からはコンサルティング事業に乗り出し、21年現在で750社以上の会員企業を指導している。

経済系メディアへの露出が多い小山氏。経営に関する著書も多数出版されている。ダイヤモンド社のウェブメディア「ダイヤモンドオンライン」には、09年〜21年にかけて小山氏の記事が掲載されている。

そして、18年4月1日の記事「なぜ、世界遺産知床の『赤字旅館』はあっというまに黒字になったのか？」では、今回知床で事故を起こした運航会社・知床遊覧船の桂田精一社長が手がける宿泊業者・有限会社しれとこ村にまつわるエピソードが綴られていた。

「読み直そうと思って見に行ったら…」

「いい宿ですが、桂田精一社長は有名百貨店で個展を行うほどの元陶芸家で、突然ホテル経営を任され、右も左もわからないド素人。運よく何もわからないから、小山にアドバイスされたことは『はい』『YES』『喜んで』ですぐ実行した」（記事より）

小山氏は17年夏に知床を訪れた際、武蔵野の経営サポート会員でもある有限会社しれとこ村の宿泊施設に泊まったという。小山氏は桂田氏に経営を指導したことで「赤字の会社があっというまに黒字に変わった」と振り返り、「知床観光船が売り出されたとき、私は、『値切ってはダメ！ 言い値で買いなさい』と指導した」と、知床遊覧船買収についてのアドバイスを行っていたことも明かしていた。

しかし、知床で事故が発生した2日後の22年4月25日、この記事が閲覧不可能となった。ネット上では「読み直そうと思って見に行ったら無かった」「なんで削除した？」などと困惑の声が広がっていた。

ただ、28日になると、記事が再び見られるように。文末にはダイヤモンド社書籍オンライン編集部名義で、以下の追記文が記載された。

「本記事は2022年4月25日に公開停止しましたが、不適切な判断でした。同年4月28日に再公開しました」

J-CASTニュースが5月2日、記事を掲載したダイヤモンド社にメールで取材すると、書籍編集局の担当者が「2022年4月25日に公開停止としたのは不適切でした。お詫び申し上げます。いったん削除はいたしましたが、中立・公正の立場を貫くべきメディアとして再公開するのが適切と判断いたしました」と回答。記事が一時非公開になった理由については「当方でお答えできかねるため対応は株式会社武蔵野さまに一任している」とした。

「『何かを隠しているのではないか』との疑念を招きかねない」

記事の公開停止について同日、武蔵野の総務担当者に取材を申し込んだ。すると、翌3日に同社の公式サイト上で「WEB等の一部記事に関する当社の見解について」という小山氏名義の文書が掲載された。

文書の冒頭で「この度の知床半島観光船海難事故について、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申しあげるとともにご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。また、行方不明の方の一刻も早い発見と救出を、心からお祈り致します」と知床事故の遺族を追悼。そして、事故を起こした運営会社に、武蔵野がコンサルティングを行っていたことを明かした。

ダイヤモンドオンラインの記事については、記事の著作権を持つ小山氏が「現在の事故後の状況からして、元々の記事（その時点で）の真意が伝わらず、誤解を招く恐れがある」と判断し、記事の削除をダイヤモンド社に要請。しかし、「それが逆に『何かを隠しているのではないか』との疑念を招きかねないとの判断から、再公開に同意した」と説明した。

また、知床遊覧船の買収をめぐる助言の中身について、「当該記事執筆時点、あるいは私、小山の知床訪問時点では、あくまでも事業（遊覧船）引き継ぎ（買収）に当たっての総合的な経営判断の観点からのアドバイスをさせていただきました。買収に踏み切るのであれば、安全面を考慮すると、人員、桟橋、待機場所含めて買わないといけないと助言をしました」「価格を安く買うのでなく、提示された価格で買いなさいと助言をした」と説明した。

知床遊覧船では事故の前に従業員の退職が相次いでいたと報じられたが、武蔵野側は「従業員の解雇についての相談は受けておりません」とした。

小山氏のラジオ番組も終了

ただ、武蔵野のメディア露出をめぐる動きはこれだけではなかった。

小山氏はラジオNIKKEIで「武蔵野プレゼンツ 小山昇の実践経営塾」という番組を毎週木曜日に放送していた。同氏の経営ノウハウをリスナーに伝えるもので、SNS上では質問なども受けつけていた。

しかし、4月28日の回はプログラム変更により放送されず。するとその翌週、5月4日には番組の休止が伝えられ、19日には番組の放送終了が発表された。最後の放送は、知床で事故が起きる2日前の4月21日だった。

ラジオNIKKEIの広報担当者は5月26日、取材に「出演者から番組出演を取りやめたいという意向を受けました」と放送終了理由を説明。「意向」の具体的な中身、今回の遊覧船事故との関連性について武蔵野にも書面で回答を求めたが、期日までに回答はなかった。

知床遊覧船社長に「コンサル指導」、カリスマ社長がラジオ降板 事故直後には記事削除要請も： J-CAST ニュース【全文表示】